トダウクレレ入手

トダウクレレ


前の日記に「次の楽器」のことを書いたとたん、「音程が確実なコンサートウクレレ」を入手することになりました。で、そのココロは… 4日に家の近所の大宮八幡で引いた大吉のおみくじに、次のように書かれていたのでした(^_^;)。


「物事は素早く処理しないとチャンスが逃げる」
「たいていの事は思い通りになるが、ぐずぐずしていると駄目」



そう言われれば、時間があるうちにちゃんと行動せねば、というわけで、その日の夕方にはあっという間に渋谷ハートマンギターに飛び込んでいました。我ながらこういうことに関してだけは素晴らしい行動力です。


ともかく音程の良い楽器を、と店員さんに相談したところ、真っ先に出てきた楽器は、あまりの高値の花(意図的誤字)ぶりに、自分的には無いことになっていたトダギターズのものでした。店員さん曰く「ここが工作精度では一番」なのだそうです。これまで、ギターっぽい音や作りのものにはあまり興味がなかったのですが、今回のテーマではこちらサイドが重要、ということになるのでしょうか。
そして当然? お値段も未体験ゾーン(笑)。しかし、確かに音程もコードの響きもすばらしいです。続いて登場したのがJUNTLAのスロテッド・ヘッドモデル。こちらはさらにハイレベルな価格帯に突入。ちょっと変わったデザインながら、これもすばらしい楽器。

他にも何本か高級な楽器が出てきたのですが、今回のテーマ「ともかく音程」というテーマでは、この二本が図抜けていました。つまるところ個体差と考えれば、店内の楽器を片っ端から弾いていけば他にアタリもあったのでしょうけど(笑)、ご迷惑が過ぎないよう、ここは店員さんに全幅の信頼を。そして、音の好みは締まった中でも芯の柔らかさがあるトダギターズのほうでした。

今回ばかりは、この価格帯も仕方ないか… と諦めかけて天井を見上げると、そこには同じTDのヘッドインレイが付いて、価格が半分ほどの明らかにコンサート風の楽器が何本か。しかも一本は、以前からちょいと興味があったローズウッドらしい素材。そちらも一応試させてくださいとお願いした時の、店員さんの微妙に残念そうな表情は印象的でした(笑)。

この「シンプルシリーズ」は、装飾は非常に素っ気ないですが、音程の精度やコードの響きは、さっきの楽器にまったく引けをとらないものでした。見た目の美しさや音色は今回のテーマから外れるからと納得し、こちらのローズウッドの楽器を購入しました。


帰宅してLOW-Gに張り替えてから弾いてみても、図抜けて端正な響きをどのフレットでも鳴らしてくれる楽器です。音は細身でクリアなトーンと、サステインの長さが両立したもの。今年は、まずはこの娘とじっくり付き合う年になりそうです。

それにしても、最初に出てきたコアの楽器もすばらしかったなぁ… と、節操のなさは相変わらずなのですが。