Life is beautiful

夏が近づいてきたためか、ウクレレ関係の新譜がけっこうリリースされてます。キヨシ小林先生(一応UOJ団員の嗜みとしてこう呼ばせていただきます)の「ウクレレキヨシ」、IWAOさんの「Life is beautiful」、オオタJr.の「cocolo」の3枚を聴きましたが、なかでもIWAOさんの新譜は素晴らしい仕上がりでした。


High-Gのウクレレ一本(しかも市販品のコアロハ・セプターらしい)を使って、ひたすらソロで21曲(2曲は歌入り)を弾いてます。半分はオリジナル、半分はカヴァー。クリック無しの自由なテンポで弾いていることもあってか、聴いているとなんだか泣けてくるような「迫り感」があって、とても良いのです。万感の思い、とまで言ったら勝手読みの度が過ぎてしまうかも知れませんが。ジェイクの「Across the universe」も素敵でしたが、緊張と弛緩の緩急を楽しむ点では、こちらのほうがより濃いアルバムかも知れません。


キヨシ先生の新譜は、新曲は1曲だけの実質ベスト盤なので、ジェネオンのシリーズを持っていればほぼ全トラックがダブりになってしまうのですが、先生の曲だけを並べて聴くというのはまた独特の楽しさでした。特にソロ曲では、「ウクレレアダージョ」でも思ったのですが、ここまで音を減らしても流れを成立させてしまう巧みさは、やっぱり凄いなと思います。