未完は永遠

あまりこのブログのテーマには相応しくないのですが、「グイン・サーガ」を愛読していた栗本薫さんが26日に病没されました。まだ56歳だったとのこと。
ひたすらに好きなことを書き続けたかたらしく、あれこれ批判も多かったようですが、自分はそんな栗本さんの超アマチュア主義とでも言いたいところを、とても尊敬していました。他を圧倒する力量と思いの力で、死の直前まで小説界の前線に居続けた凄さを、ほんのわずかでも見習うことができたらと思います。心からご冥福を祈りつつ、現在は栗本さんを偲んで、これで3度目の全巻読み直しを進めているところです。


グイン・サーガは、書きためられた分があるとのことで、年内に未完の130巻までが刊行されるとのことです。この読み直しが終わるのと、130巻の「未完」の文字を読むのと、どちらが先になるでしょうか。