Orcas弦を試す

 山野のウクレレ・コーナーに久々に行ったら、「Orcas」という見たことのないフロロカーボン弦を売っていたので、とりあえずローGとスタンダードのセットを買ってみました。黒色の弦で、能書きではいくらかブラックナイロンに近い云々とあったので、まずはお手並み拝見といったところ。コアロハ・ノアに張られている弦が黒いフロロカーボンなので、これと同じかな? と思って買ってみた、というのがホントのとこでした。


 何本かの楽器に張って試してみたところ、WorthのBMより少し柔らかめ&渋めの音かな、という感じ。フロロカーボンで合わないなと感じた楽器とはやはり合わず、ひどく特徴的ということはありませんでした。コアロハ・ノアに張られている弦よりもちょっと太め。長さはソプラノに張ってほとんど余らないくらい。今まで買った弦の中では、一番短いもののひとつでしょう。ローGセットは、4弦もフロロカーボンで、小さい楽器ではブヨブヨな感じで辛いので、この弦はしまっておくことにしました。


 とりあえずこのローGセットは、このところずっとWorthのクリアを張っていたT'sのSD-100と張り替えました。ローG弦は巻弦のまま。サステイン感はそのままで少し音のキラキラ感が減り、ちょっと大人っぽくなったかな、という感じです。もう1セットは、張りたい楽器を思いつかず、どうせなら小さい楽器が良いだろうと、K-WAVEのベビーウクレレに張ってしまいましたが、後から考えたら、サステインが非常に長くなりそうではありますが、しいはらの3Kコピーにもけっこう合いそうな感じ。テナー用のセットもあるようで、これはもしかするとマホガニーのミニテナーに合うかも… という印象でした。確かに明るい音の楽器というよりは、メロウな音の楽器に張りたくなるタイプのようです。