タカハシウクレレのピックアップ

 ウクレレの上達はまさに牛歩で、いまだにとても人前でソロなど弾けたもんじゃないのですが、それでも最近は少しずつ、ライヴでウクレレを弾く機会が増えています。それもなぜかア・カペラ・グループのライヴ。


 そもそもウクレレを使ったらア・カペラじゃないというツッコミは当然として、1曲くらいウクレレ伴奏付きの曲を入れると、良い耳休めになるぞというわけです。サシミのツマというか、牛丼の紅ショーガというか、そういう役割です(笑)。そして、音が柔らかくサステインも短いウクレレと、基本的にはコーラスだけで完結しているはずのア・カペラとの相性は非常に良いのでした。


 で、先日のとあるライヴで、ここにさらに「コンサーティナ」というアコーディオンの親戚筋の楽器に入ってもらうということをやりました。コーラスだけが相手なら、ウクレレの生音がかすかに入っているのも可愛いのですが、楽器が入ってくるとさすがに存在が消えてしまうので、先日McIntyreのAcousticFeatherピックアップを着けてもらったタカハシのウォルナット+店にあったベリンガーのアンプAT108 Ultracousticという組み合わせでバランスを取ることにしました。


 あまり考えないで試したこの組み合わせ、想像をはるかに越える相性の良さで、特にEQをいじる必要もないまま、生音同様の感触で弾けました。アンプは非常に安く、1万円もしないものなのですが、ナローレンジなウクレレとの相性でしょうか、コンサーティナとの音色のマッチングまでばっちりでした。ついでに店内にあった他のピエゾ系も試しましたが、どれもノイズ感やらハイ上がりやらで、全く比較になりませんでした。ハウリングにも強く、McIntyreピックアップの実力に納得というところです。先日入手したEDM-2との比較もそのうちしてみたいと思いました。