リコーダー

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 ウクレレを突如として始めたのは41歳の夏でした。お気に入りのアロハを買ったのが唯一のきっかけで、事前にウクレレの演奏を聞いたこともなく、そもそもウクレレというのがどの程度の値段なのかも知らず、店頭で3万円のウクレレを見て「た、高っけぇ〜!」と尻込みしていたわけですから、まぁ何というか、初心者にありがちなパターンです(^_^;)。

 それから2年半、買ったウクレレは○十本、何とか楽譜を見ながらなら曲らしきものも弾けるようになり、UOJのメンバーとして公式デビューステージにも乗ることができ、何とか「ウクレレが趣味です」と言えるようにはなってきたかなという今日この頃。


 ところで、今を去ること15年くらい? 前、まだア・カペラにすら手を染めていないころ、やはり突如としてある楽器にはまったことがありました。リコーダーです。

 こちらにはちゃんと前触れがあります。その当時良く遊びに行っていたニフティ・サーブの「クラシック音楽フォーラム」のオフライン・ミーティング(当時はこんな感じで呼んでました)で、リコーダー3本のアンサンブルを聞き、そのハモリの純度に驚いて、「俺がやりたいのはこういうものだ!」くらいの気持ちになったのでした。

 その後のパターンはウクレレと似たりよったりです。最初は楽器屋でプラスチック製リコーダーの高さに驚き、気がつけば何本も違うサイズや材質の楽器を買いあさり、店頭で楽譜を見かければ端から即買いし、あげくはレッスンにまで通いました。
 小学生〜中学生の頃は、リコーダーなどこれっぽっちも楽しいと思わなかったおかげで、運指なんぞ全く記憶になく、そもそも高いレより上の音の吹き方すら知らない状態からなので、まったくウクレレ同様だったわけです。
 そして、この楽器も自分の好みに合ったようで、レッスンも2年続きました。一応難しくない曲なら吹けるようになったあたりで、知り合ったばかりのリコーダー吹きの友人Sが急逝してしまった(まだ30代でした)のをきっかけに、何となく尻すぼみとなりました。


 さて、この数年ウクレレにはまり、いろいろなウクレレ関連の演奏を聞くようになるなか、当然「栗コーダーカルテット」にも出会いました。彼らの演奏をきっかけに、自分の“ショボ音楽器愛”を自覚し(何せ、ライヴのアンケートに「私にとって最高の音楽です!」と書いてきたくらいです)、リコーダーもまた吹きたい、と思ったのはいいのですが、案外「誰でも入れて、時々参加でも大丈夫で、専門的でないリコーダーの会」というのはないものです(←都合良すぎ)。

 いろいろ試行錯誤のあげく、自分が音頭を取ろうという結論に達し、この3月からリコーダー・アンサンブルの月一練習会を始めました。女房の店・アルカフェで練習しているので、その名も「アルカ笛」です(笑)。
 こちらはUOJのようにオーディションがあったりするわけでもなく、そもそもが「月に一度くらいはマジメにリコーダー・アンサンブルを楽しもう」という、熱心なんだか不真面目なんだか判らない動機で始めていますので、たいへん気楽な感じでやっています。もちろん、誰もが楽しめるように、ということはあるので、吹き散らかしよりも幾分練習っぽいことにはなりますが…。


 案外、こんなブログに辿り着く人の中には同好の士もいるかもと思い、こっちの話も書いてみることにしました。時々参加も歓迎ですので、たまにはリコーダーでのアンサンブルもいいな、と思うかたは、ぜひ遊びに来てください(^_^)。技量は見事にバラバラ(譜面読めないとか運指表首っ引きとか)ですが、アンサンブルは好きなかたが集まっているので、案外(笑)楽しいですよ!