ウォルナット新生

タカハシ1号改



 我が家のタカハシウクレレ1号器(ウォルナット)ですが、1年経って指板やせが出たようで、フレット横のバリが気になってきたので、リペアに出しました。高橋さんにお渡ししたところ「トップの変形も気になるのでこれも直したい」との仰せ。そこまでやるならついでにと、新しく取り扱いを始めたというピックアップ(McIntyre社)を着けてみてもらうことに。


 1ヶ月半ほどのお預けで、先日戻ってきたウクレレは、フレットバリはもちろん、ブリッジが新型に変わり、トップの塗装もリフィニッシュされて、新品のようになって帰って来ました。もちろん、噂のピックアップもしっかり装着されています。


 高橋さんのお話では、ピックアップを着けたことで少しブレイシングが変わったとのことで、少し音に芯がある方向になったとか。お預けする前の状態は、かなり柔らかい音だったので、そう言われればそうかも? という感じがします(いいかげん)。もちろん、この楽器の美質だった、コード感の綺麗さはそのままです。

 で、さっそく家の小型アンプ(MICRO CUBE)につないで鳴らしてみたら、最初は「あれ?音出てない?」ということに。音量が小さかったこともあるのですが、ピエゾ系ピックアップっぽい「シャリ〜ン」という感じが耳につかないのです。試しにヴォリュームを上げてみたら、ちゃんと音は出ていました。宣伝に偽りなしの自然なトーンと思います。試しに、同じアンプに、ピックアップ付き(シャドウ)のウクレレをつないで鳴らすと、これはやはりピエゾっぽい音でした。

 楽器の傾向がかなり違うのですが、並べてみるとこんな感じです。おなじみの手抜き録音、レコーダーはオリンパスのLS-10による内蔵マイク。


生音
http://junya.incoming.jp/uke/LS100155.MP3
アンプ(MICRO CUBE
http://junya.incoming.jp/uke/LS100156.MP3
比較(占部マホガニー/アンプ音)
http://junya.incoming.jp/uke/LS100158.MP3


 ピックアップの形状から、裏板を外さないと装着できないようで、流行らない原因はこれだろう、ということですが(今回も、裏板は新しくなっていました)、新しくオーダーする際にお願いするには、良い選択肢になるのではと思います。

 このリペアをきっかけに、今後このウクレレを常用として連れ歩くことにし、弦をローGに張り替えました。今週末のコーラスの伴奏が再デビューです。ウクレレオケも基本的にこいつを連れて行くことにしたいと思っています。


 PANDAは女房が気に入りすぎて、深窓の令嬢になってしまい、家を出してもらえないので、アルカフェ常置のウクレレはしばらくコンサート一本になりそうです(ウクレレ系イベントの日には店に持っていきますけど)。年末には2周年記念ウクレレも企画中なので、しばし彼にはソロで頑張ってもらいましょう(^_^)。