一人は不向き

それにしても、ウクレレを始めて以来、一人で「演奏する」ことへの欲求というか適性というか、そういうものが驚くほどない自分というのに時々驚きます。

ソロの練習は、音を愛でるという意味で楽しいんですが、たとえば1曲を通して演奏する、というのがもうダメです。途中で飽きてきちゃうんですね(笑)。ちゃんと全部をきちんとやろう、という気持ちになかなかならない。

これが、人と一緒にやっていると大丈夫で、人のやることを追っかけている間に自分のことは忘れていられる。ただし、それの度が過ぎて記憶が飛ぶ、ということは日常茶番劇で、次に自分がやることを集中力を持って追いかけるという作業がまるでダメなんですね。今ならさしずめADD(注意欠陥障害)の傾向があるってことになるんでしょうか。

自分の音楽のやりかたが、完全目視・リアルタイム翻訳型になりがちなのは、この傾向のためかも知れません。あまり記憶に頼れないので、まずは目で見て認識できるスピードに身体がついていくようにして、次の瞬間を読みながら進んでいって、ドアを開けると知っている景色、みたいなことが多いようです。

そんなこんなで、暗譜はどうも苦手です。(結論がこれか)