音楽の煮詰め方


 今日もUOJの強化練習でした。今日はそんなに長い時間ではありませんでしたが、個人的にはまたもいろんなことを考えた練習でありました。


 キヨシ先生の何気ない一言「音楽は何度もやっていると熟成してくるんだ」がいまでも耳に残っています。そりゃそうだ、ということかも知れませんが、では、どうやってそれを実現するか… ということになると、そんなに簡単には行かないです。人は飽きるものでもあり、慣れるものでもあり、「何度もやる」ことすら、工夫無しにはなかなかできません。


 事細かには書きませんが、今回の強化練習に関しては、ともかくこの辺の工夫が凄いです。テンポを変える、並びを変える、環境を変える、一人一人の置かれる状況を変える… 変え方のショウ・ケースみたいな感じです。そして、その中で伝えられるのは、志を高くもてというメッセージと、大事なポイントばかりです。もちろんある段階からは駄目だしも出てくるのでしょうけれど、初期段階から駄目ばかり出してアマチュアの良いところを封じてしまう指導者(アマチュア含む)がいかに多いかを知っているだけに、何というかさすがだなぁと思うことしきりなのでした。


 音楽はこうやって煮詰めていくものなのかな、という思いを胸にしながら練習場をあとにしたのでした。それにしてもこういう音楽的なアンサンブルの後で酒呑んでウダウダ云えないのは自分的に口惜しい(笑)。褒められた習慣ではないですけどねぇ(^_^;)。